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  3. 快適な水づくり
①真水であること
・水道水から塩素(カルキ)を取り除いた真水(塩分が0.5%以下)にする必要があります。
・カルキ抜きは、バケツに水道水を1~2日汲み置きするとできます。急ぐ時は、市販の中和剤を
入れることによりできます。
②酸素が溶けていること
・金魚は水中の酸素を呼吸に使うので、酸素が溶けている水が必要です。
・酸素不足を防ぐために、エアレーションが必要となります。
③水質の良化
・塩素・アンモニアが溶けていると金魚にとって有害です。
・カルシウムやマグネシウムの多すぎる硬水も飼育には適していません。
・市販の中和剤を入れて無害化する必要があります。
④水温は適温で一定化
・水温は1~35度の範囲内であれば生きていますが、急激な水温変化に弱いです。
・金魚が活発に動き回る水温は15~28度です。
★水質悪化のサイン
 ①水が白く濁っている
  ・バクテリアが不足しており、アンモニアが分解されず、水質が悪化している状態。
 ②金魚が鼻上げをしている
  ・金魚が水面近くで口をパクパクさせていたら、酸素不足(酸欠)の状態です。
 ③泡が消えず、いやな匂いがする
  ・エアポンプや濾過装置から送り出された水でできた泡がなかなか消えないようで
   あれば、バクテリア不足で富栄養化している証拠です。いやな匂いも同様です。
 ④水が茶色になっている
  ・ろ材の目詰まりなどにより、水が浄化されていない可能性大です。
★水換えのタイミング、量
 ①水換えは、餌の量が多い夏場は週1回、餌の量が少ない冬場は月に1~2回程度が目安です。
(但し、水質悪化のサインが出た時はすぐ行うこと)
 ②取り替える水の量は、バクテリアを保存するため1/5~1/3程度の量にします。
①pH(ペーハー)
・水中に溶けている水素イオンと水酸イオンの量の釣り合いで決まる数値で、
酸性<pH7(中性)<アルカリ性 の水質といわれています。
・大部分の淡水魚は、pH6.5~8.5の範囲で生息しています。
②KH(炭酸塩硬度)
・炭酸塩の含有量によって決まる。(pH値への影響大)
・炭酸塩硬度が高くなるほど水はアルカリ性になりやすくなり、炭酸塩硬度が低くなるほど水は酸性 
   になりやすくなります。
・炭酸塩硬度3゜dH~10゜dHのレベルが、ほとんどの淡水魚に適しています。
③GH(総硬度)
・溶存カルシウム塩やマグネシウム塩の測定値です。
・カルシウム塩やマグネシウム塩の濃度が高いと硬水、低いと軟水と呼ばれます。
・これらの塩は、魚や水草、微生物の生物代謝に直接影響します。
・総硬度4゜dH~16゜dHが、ほとんどの淡水魚に適しています。
④NO2(亜硝酸塩)
・金魚の排泄物などで発生したアンモニアは、ろ過バクテリアによって、亜硝酸塩を経て硝酸塩に
変えられていきます。
・亜硝酸塩が高い場合、生物ろ過による有機化合物のが充分に分解されていないことを示します。
・亜硝酸塩がある数値以上になると、魚は呼吸困難に陥って死ぬこともあります。
・理想的な亜硝酸塩レベルは、0mg/Lです。
⑤NO3(硝酸塩)
・ろ過バクテリアによって最終的に生成される硝酸塩は、毒性の点ではアンモニア、亜硝酸塩に
比べて弱いものです。
・硝酸塩は水草の栄養分にもなりますが、25mgを超える濃度になると藻類の発生を促進してしまいます。
⑥Cl2(塩素)
・塩素は、微量でも魚やろ過バクテリアに有害です。
・理想の塩素濃度は、0mgです。

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